プロボクシングの世界主要4団体の一つ、WBCは9日までに最新の世界ランキング(8月8日付)を発表。中谷潤人(M・T)が王者に君臨するバンタム級(53・5キロ以下)で元WBC世界同級暫定王者の井上拓真(大橋)が7位から2位にランクアップした。

井上は元WBA世界同級正規王者で、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の弟。拓真は7日発表のIBFランキングでも4位につけており、WBA3位、WBO6位と4団体全てでトップ10入りしている。

 WBCのランキングでは、王者・中谷はIBF王座との統一王者。1位は前WBOアジアパシフィック同級王者の那須川天心(帝拳)。6位には6月に中谷と王座統一戦を戦った前IBF王者・西田凌佑(六島)、8位には日本同級王者・増田陸(帝拳)が名を連ねている。

 7月30日にリカルド・サンドバル(米国)に判定負けしてWBA&WBC統一王座から陥落した寺地拳四朗(BMB)は、1位にとどまっている。3位は元WBA王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)。ガラル・ヤファイ(英国)が暫定王者。

 スーパーバンタム級では1位が井上尚弥の今後の対戦候補に名前が挙がるアラン・ピカソ(メキシコ)、2位は現在、尚弥のスパーリングパートナーを務める元WBA&IBF統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)のまま。東洋太平洋王者の中嶋一輝(大橋)は5位に下がったものの、WBOアジアパシフィック同級王者・村田昴(帝拳)が10位から6位にジャンプアップした。

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