◆フィギュアスケート サマーカップ 第1日(9日、滋賀・木下カンセー・アイスアリーナ)

 ジュニア女子ショートプグラムが行われ、櫛田育良(木下アカデミー)が66・54点をマークした。冒頭でコンビネーションジャンプを決めるなど、ミスなくまとめスタンディングオベーションが起きた。

「ジャンプを全てそろえることができてとてもうれしい。けど、スピンとステップで詰まってしまった部分が自分の感覚ではある。そういうところをどんどん伸ばしていって、もっと点数を取れるようにしたい」とうれしさと同時に課題も口にした。

 今季は島田高志郎とのカップルでアイスダンスにも挑戦する。8日には愛称が「いくこう」に決まったことを発表。現在はアイスダンスの方にやや練習量を割いているという。「体幹が少し強くなっている気はするので、(ジャンプやスピンが)安定してきてるのかな」と二刀流挑戦によるメリットも大きいと話した。

 今大会、ジュニア女子には102人が出場し、SPの上位24人が11日のフリーに進む。演技終了時点では島田麻央(67・81点)に次ぐ2位につけており、フリー進出も濃厚。「明日はアイスダンスの練習がないので、シングルを少し明後日のフリーに向けて調整したい」と万全な状態で臨む構えを示した。

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