◆第30回エルムステークス・G3(8月9日、札幌競馬場・ダート1700メートル、稍重)
北の大地で行われる真夏のダート決戦に14頭が出走し、藤岡佑介騎手が騎乗した1番人気のロードクロンヌ(牡4歳、栗東・四位洋文厩舎、父リオンディーズ)は4角先団で、抜け出しをうかがう絶好の位置も2馬身半差の2着。重賞初勝利とはならなかった。
同馬は昨年2月にデビュー。芝の5戦は勝つことができなかったが、昨夏にダートに転向すると4連勝でオープン入り。重賞初挑戦のマーチSでは1番人気で首、首差の3着になり、前走の平安Sでは2着だった。
5番人気のペリエール(牡5歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ヘニーヒューズ)が1着で、勝ちタイムは1分43秒5。3着は10番人気のミッキーヌチバナ(鮫島克駿騎手)が入った。
藤岡佑介騎手(ロードクロンヌ=2着)「早めにまくられる形でしたが、うまく対応してくれました。ただ、勝ち馬は後ろでジッとしていた分、脚がたまっていましたね。正攻法で強い競馬をしてくれている。もう一歩でしたね」