◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第3日(9日、横浜BUNTAI)
女子シングルス2回戦で世界ランク8位の伊藤美誠(スターツ)は、同15位の石洵瑶(中国)に2―3で敗れた。石とはジュニア時代も含めて過去2戦2勝だったが、初黒星を喫した。
第1ゲーム(G)を11―6で先取したが、バックハンドの精度を欠いて2ゲームを落とした。積極的に回り込みを狙うなど流れを変え、第4Gを11―8で奪取。第5Gも7―10から3連続得点と粘りを見せた。
だが、ゲームオールジュースから回り込んで勝負にいったフォアの強打を待たれて返され、10―11から最後はフォアハンドが外れた。「2G目以降は相手がしっかり私の台に入るようになって、スマッシュやバックハンドの確率がどんどん少なくなってしまって、逆に相手が余裕を持ってしまった。ここまで自分がミスるとは思ってなかった」と敗因を挙げた。
7日の1回戦後にも話していたように、今大会で使用されているボールと卓球台への対応にも苦しんだという。次戦は14日のヨーロッパスマッシュ。開催地のスウェーデンは2018年11月のスウェーデンOPで中国トップ選手に3連勝して優勝するなど、験のいい場所だ。「スウェーデンではすごく久しぶりの大会なので、すごく楽しみ。向こうの気候も多分涼しいと思うので、楽しみながら頑張っていきたい」と切り替えた。