8月9日の新潟8R・ダリア賞(2歳オープン、芝1400メートル=9頭立て)は、3番人気のハッピーエンジェル(牝、美浦・武市康男厩舎、父ジョーカプチーノ)が、鮮やかに逃げ切ってデビュー2連勝を飾った。勝ち時計は1分21秒5(良)。
大外の9番枠から好スタートを決めて、スムーズにハナヘ。前半600メートル通過35秒3のペースを刻んで、手応え良く直線を向くと、そのまま脚いろは鈍らず。最後は2着のタイセイボーグに1馬身3/4差をつけて押し切った。
三浦皇成騎手は「長くいい脚を持続して使えるイメージが返し馬であったので、ハナ行く形も頭に入れていました。無理せず楽に行けましたし、終始物見をしながらいい走りで、最後まで押し切ってくれました。(レースが)2回目でテンション上がりやすいところを、気持ちをキープして持ってきてくれた厩舎のお陰だと思います」と、うなずいた。
武市調教師は「この子はオンとオフがはっきりしていて、調教の時だけしっかり走る。体が減らなかったのも、そういうところだと思います。1400メートルがぎりぎりかもしれないが、マイルも一度試してみたい気もしますし、そのへんはオーナーと相談して考えたいと思います」と、笑顔で振り返った。