世界の名手が集い4チーム12騎手で争われるドバイデューティフリー シャーガーカップ(英国・アスコット競馬場)が現地時間9日(日本時間同日深夜)行われ、日本から参戦した坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=、岩田望来騎手=栗東・フリー=のアジア選抜が総合優勝を果たした。
坂井騎手は6レース中5度の騎乗で2、10、1、8、9着。
馬上インタビューでは日の丸の旗をまとい、「馬がとても強かったです。私のアスコットでの最初の勝利。とてもハッピーです」とコメントし、テレビカメラに対してもサムアップポーズ。その後、馬から降りてからのインタビューでも「私のアスコット、英国での最初の勝利。夢が叶いました」。インタビュアーの「あなたはサウジカップのウイナー。そのときの喜びよりも大きいですか?」の質問には「セイム、セイム(同じくらい)。アイラブアスコット」と笑顔で答えた。
岩田望来騎手は4、6、8、4、2着。最終6Rのシャーガーカップ・マイル(芝1590メートル)でセルリアンベイを2着に導いて、アジア選抜は68ポイントに。
シルバーサドル賞(最多ポイント獲得騎手)は32ポイントを獲得した世界選抜チームのヒュー・ボウマン騎手(豪州)が2度目の受賞。25ポイントの坂井騎手は3位タイだった。
◆シャーガーC 英愛選抜、世界選抜、欧州選抜、今年から設けられたアジア選抜の4チーム(各3人)対抗で6レースの合計ポイントを競う。1着15ポイント(以下P)、2着10P、3着7P、4着5P、5着3P。日本人は最多8度出場の武豊をはじめ、これまで14人が出場している。