10月5日開催の「第50回札幌マラソン」(真駒内セキスイハイムスタジアム発着コース・札幌市、報知新聞社など主催)に関連し、SDGs活動のプロギングイベントが9日、札幌市の中島公園などで行われた。

 プロギングとは、ジョギングとゴミ拾いを掛け合わせたフィットネスで、2016年にスウェーデンから広まり、現在は世界100か国以上で親しまれている。

 この日は参加者22人が2班に分かれ、公園内や札幌マラソンのコースの一部の豊平川河川敷など約4キロを走り、ゴミを拾うたびに「ナイス」「サンキュー」と声を掛け合い、明るく盛り上がった。回収したゴミの総量は約3キロに上った。

 イベントを手掛けた「プロギングジャパン」の菅原康平さん(27)は「プロギングの世界観や雰囲気を味わってもらえたら」と話す。大会当日は「グリーンランナーズ」と称した有志約30人がハーフマラソンを走り、参加者が出すゴミを拾いつつ、最後方のランナーたちを励ますことも担う。

 参加者の一人、札幌市の自営業・星林奈さん(34)は「みんなでゴミ拾いをすると、すがすがしい気持ちになる。昨年、札幌マラソンに参加し、沿道の人たちの声援が励みになった。私もお役に立てれば」と笑顔で汗をぬぐった。

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