◆第17回レパードS・G3(8月10日、新潟・ダート1800メートル、不良)

 3歳限定のダート重賞は15頭立てで争われ、5番人気で松山弘平騎手騎乗のドンインザムード(牡、栗東・今野貞一厩舎、父アジアエクスプレス)がゴール前で抜け出し、2走前のUAEダービー・G2(3着)に続く2度目の重賞挑戦で初タイトルをつかみ、14年に制した父との親子制覇となった。今野調教師は今年6月のラジオNIKKEI賞(エキサイトバイオ)に続くJRA重賞通算2勝目。

勝ち時計は、1分50秒5。

 半馬身差の2着は12番人気のルヴァンユニベール(内田博幸騎手)、さらに鼻差の3着は11番人気のヒルノハンブルク(石橋脩騎手)だった。3連単は44万8110円の波乱決着となった。

  松山弘平騎手(ドンインザムード=1着)「前走負けてしまったのですが、十分重賞でもやれる馬だと思っていたので、こうして力を証明することができてホッとしています。スタートも良かったですし、こういった馬場でしたが、しっかりスピードに乗ってくれて、自分のリズムでいい競馬をしてくれたと思います。ある程度、スピードの競馬、ドバイでもそうですし、いろいろ経験している馬なので問題ないと思っていました。1番枠でしたのである程度積極的にポジションは取りたいなと思っていました。道悪はやってみないと、というところはあったのですが、こうして勝ちきってくれて、道悪でも強い競馬をしてくれているので能力の高さだなと感じます。今回は抽選でしたけれども、入ってくれて勝ちきってくれたので、賞金が加算できて次のステップに向けて楽しみですし、次もいいレースをしてくれるんじゃないかと思います。ただ、前走右回りで少しもたれる面があって能力を発揮できなかったので、現時点では左回りの方がしっかり能力を出せるのでいいかなと思っています。まあ右回りも慣れていければ」

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