1968年メキシコ市五輪でアジア勢初の表彰台となる銅メダルを獲得したサッカー日本代表のエースで、同大会で得点王にも輝いたFW釜本邦茂さん(日本サッカー協会元副会長)が10日午前4時4分、肺炎のため大阪府内の病院で死去したと、Jリーグが発表した。81歳だった。
釜本さんの訃報(ふほう)を受けて、元日本代表の柱谷哲二氏(61)が自身のSNSを更新。X(旧ツイッター)の投稿で「子供の頃の憧れだった釜本邦茂さんが死去。とても残念。高校卒業してすぐに憧れの釜本さんと2トップで試合をしたのを思い出す。心よりご冥福をお祈りいたします」とつづった。
「闘将」の異名を持つ柱谷氏は日本代表国際Aマッチ72試合出場で6得点を記録。1990年代の日本代表で主将を務め、「ドーハの悲劇」も経験した。現役引退後は札幌、東京V、水戸などの監督を歴任した。