1968年メキシコ市五輪でアジア勢初の表彰台となる銅メダル獲得に貢献したサッカー日本代表のエースで、同大会で得点王にも輝いたFW釜本邦茂さんが10日午前4時4分、肺炎のため大阪府内の病院で死去した。81歳だった。
* * *
この日行われるJ1の6試合において、全試合で選手が喪章を着用してプレーすることが決まった。
この日主催試合を行うG大阪、FC東京、広島、柏、町田、名古屋の6クラブが、喪章を着用することを決定し、公表した。
釜本氏が初代監督を務めたG大阪は「Jリーグ発足時には、関西唯一のクラブとしてガンバ大阪を率い、クラブの礎を築かれました」と追悼。ほかにも柏が「ご訃報に接し、クラブ一同、謹んで哀悼の意を表します」、名古屋が「日本サッカー界に多大なる貢献をされた同氏の訃報に際し、クラブ一同、心から哀悼の意を表します」と発信するなど、各クラブが偉大なストライカーとの別れを惜しんだ。