サッカーの元日本代表MF本田圭佑が考案した育成年代の4人制サッカー「4v4」の初の国際大会が10日、東京・大田区総合体育館で行われた。
「TOYOTA Presents, 4v4 ASIAN CUP 2024―25」と銘打たれ、アジア10か国(カンボジア、中国、台湾、香港、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ)から各国予選を勝ち抜いた代表チームが集結。
5チームずつが総当たりの予選リーグを戦い、各組1位のシンガポール、タイ、同2位の日本、フィリピンの4チームで決勝トーナメントを実施。決勝戦はシンガポールとタイが激突し、タイのチームが初代王者に輝いた。日本は3位決定戦を制した。大会を終え、本田は「良かったのはアジアの国のチームが結果を出せたところ。正直、日本勢が圧倒的に優勝するんじゃないかと思っていました。でも、実際にやってみると簡単な試合は1試合もなかった。今後、本当にアジアのレベルがどうなっていくのかなというのが不安にも、楽しみにも思えた大会でした」と振り返った。
また今後の展望について「今回は初のアジアカップでしたが、わずか10か国。これを増やしていきたい。将来的には子どもの世界大会、W杯になるものを作りたいと思って最初からやっている。なかなか簡単ではないですけど、その情熱を持って、運営側もやっていきたい」と、さらに拡大させていく方針を示した。