大相撲の夏巡業が11日、宮城・仙台市で行われ、横綱・豊昇龍(立浪)が夏巡業では2度目となる相撲を取る稽古を行った。

 同じ相手と相撲を取る三番稽古で、小結・欧勝馬(鳴戸)、幕内・平戸海(境川)、伯桜鵬(伊勢ケ浜)、王鵬(大嶽)を相手に計13番。

9日の福島・郡山市で行われた巡業の稽古では、すでに20番を取ったといい「まだ本調子ではないので、元の体に戻したい。なまった体を稽古し直して、戻さないといけない」と語った。

 名古屋場所で途中休場の一因となった左足親指のケガの状態については、「ケガだから気にはなる。でも痛くてもやるしかない。いつまでも痛い痛いと言い訳しても仕方ない、みんなケガはしているから」と話した。また今後の夏巡業期間中に大の里(二所ノ関)と横綱同士で稽古する可能性もあることも明かした。

 この日の稽古でも豊昇龍が土俵に上がると、会場から拍手に包まれた。「それだけ応援してくれている人がいるということ。頑張らないといけない」と言葉に力を込めた。

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