大相撲の夏巡業が11日、宮城・仙台市で行われ、同県栗原市出身の幕内・時疾風(時津風)が、ご当所でたくさんの声援を浴びた。

 時疾風は昨年5月の夏場所で同県勢27年ぶりに新入幕を果たし、3月の春場所では10勝を挙げた。

昨年の同巡業は十両で、今回が初めて幕内として迎える地元での巡業。しこ名が呼ばれる度に会場は大盛り上がりで「タオルを持ってくれている人、うちわを持ってくれている人、『サインをください』という言葉も、たくさんかけてもらったのでありがたい」と感謝した。

 好きな地元の銘菓「ゆべし」を挙げ、「仙台に来たら、駅で売っているので買って、帰りの新幹線で食べる。東京ではネットで頼むこともある」と甘党な一面を明かした。前日には牛タンを食べたといい、秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)へ向けては「前に出る力をつけたい」と意気込んだ。

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