◆プロボクシング▽ウエルター級(66・6キロ以下)8回戦 柴田尊文(判定3―0)平安山太樹(11日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)
日本ウエルター級6位、WBOアジアパシフィック同級13位の柴田尊文(26)=グリーンツダ=が、昨年12月の試合で引き分けている平安山太樹(へんざん・たいき、37)=オキナワ=と再戦し、判定3―0で勝利した。プロ通算成績は柴田が9勝(6KO)2敗1分け、平安山が7勝(5KO)6敗1分け。
柴田が所属ジム興行でメインイベンターの意地を見せた。昨冬の前試合で引き分けている平安山との決戦。序盤から打ち合い、相手のカウンターパンチを食らっても、ひるむことなく前に出た。2戦ぶりのKO勝利は逃したが、判定3―0。試合後の控え室では「勝てて良かった。判定を聞くまでは祈っていました」と安どした。「ガードしながら前に出るだけじゃなく、バックステップを入れたりして、緩急つけられた」と手応えを口にする一方、「打ち終わりを狙われた」と反省も忘れなかった。
次戦も12月のグリーンツダジム興行に出場予定。陣営の本石昌也会長は「来年は、タイトルに挑ませたい」と日本または地域王座を狙う。故郷・熊本、拓大でのアマ経験を経て、大阪の名門ジムに入った柴田が、ベルト奪取に突き進む。