◆テニス ▽シンシナティ・オープン(11日、米オハイオ州シンシナティ)
女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング94位の伊藤あおい(SBCメディカルグループ)は、今年の全豪優勝で同6位のマディソン・キーズ(米国)に4-6、0-6のストレート負けを喫した。伊藤は2回戦で、2021年全仏準Vで、同33位、ロシア出身のアナスタシア・パブリュチェンコワを下していた。
4大大会に次ぐレベルのWTA1000大会を、カナダ・モントリオール、米シンシナティと、連続で予選から勝ち上がり、上位との対戦で、伊藤は、ややお疲れモードだったかもしれない。自身が「全くない」という体力が底をつき、この日は、動きが鈍かった。
あり地獄のように、緩急と球種の変化で、伊藤ワールドに引き込み、ミスを誘うテニスが、自ら先にミスをしては成り立たない。決定打は6本と相手の3分の1、凡ミスも2本多い22本では、さすがに、わなにはめようもなかった。第1セットの4-5から7ゲーム連取され力尽きた。
しかし、WTA1000レベルの2大会で、世界ランキングのポイントを上積みし、18日に発表される最新世界ランキングでは82位前後に上昇予定。内島萌夏(安藤証券)を抜き、大坂なおみ(フリー)に次いで日本NO2に躍進する。