日本体操協会は12日、都内で体操とトランポリン日本代表の新ユニホーム発表会見を行った。会見には、体操男子で昨夏のパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)、東京五輪金メダルの橋本大輝(日本生命)、同女子の杉原愛子(TRyAS)ら世界選手権代表(10月、インドネシア)、トランポリンの男女代表らが出席した。

 ユニホームのデザインは、男女ともに2種類あり、男子は「伝統」と「稲妻」がテーマ。青色をモチーフにした伝統は墨流しを元にしたグラフィック、「稲妻」は青のラインが稲妻の瞬間を連想させている。女子のテーマは「フロンティア」で、黒い直線は洗練された美しさと内なる強さを視覚化し、自然の流れを思わせる柔らかなグラデーションが都市的なシャープさを融合。異素材の同系色レイヤーにより、自然と人工、静と動、柔軟さと鋭さという相反した要素を共存させている。

 世界選手権初出場の岡は、「デザインとしてはすごく明るい色で自分は好みだなと思っていて、墨をイメージしたと言われていてすごい躍動感を感じるようなデザインだなと思います。大会でも躍動感のある演技をして、頑張りたいなと思います」と意気込んだ。

 また、女子の杉原は「女子の方はピンクと青色の2着あって、青の方は実際に着てみて、着心地も良くて強さだったり柔軟性を引き出してくれるように感じました。ブルーの格好良さだったりきらきらもたくさんついているので、そこは可愛らしさだったり美しさも詰まった1着だなと感じています。世界選手権でも強さだったり美しさ、そして、楽しさを表現できるように頑張ります」と好感触だった。

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