◆フィギュアスケート サマーカップ 最終日(12日、滋賀・木下カンセー・アイスアリーナ)

 ジュニア男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)は130・65点、合計216・79点で2位だった。演技後は悔しさを見せ、「自分にムカついている」と自身への怒りをあらわにした。

 冒頭で4回転サルコーを成功させると、続く4回転トウループも着氷。だが3本目のトリプルアクセル(3回転半)は着氷が乱れた。その後も3回転ルッツで転倒。「3本目で(4回転)トウループいってたら、こうはならなかったかも…。跳ぶ前に迷いはあった。守りに入ってしまったので悔しい」と唇をかんだ。「大事な試合の前にこういうのがあって、グランプリに行くのはやりたくない。いい結果で終わりたかった」と話した。

 11日のシニア男子フリーは鍵山優真が200点超えの演技で圧勝。「こんな演技をしていたら、足もとにも及ばない。もっと練習して4回転でミスする気配を出さないで強くなりたい」と前を向いた。次戦はジュニアグランプリシリーズ第1戦、ラトビア大会を予定。

日本ジュニア選手権、世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナル優勝の3冠に加え、全日本選手権制覇も目標にする今季。ここから巻き返しを見せる。

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