◆第73回中京記念・G3(8月17日、中京競馬場・芝1600メートル)追い切り=13日、栗東トレセン

 しらさぎSを勝ったキープカルム(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父ロードカナロア)は、坂路をパワフルに駆け上がった。この日は松山弘平騎手と初コンビ。

どっしりと安定感あるフォームで、力強い脚さばきを披露した。51秒7ー12秒0と時計も優秀。鞍上は「無駄な力を使わないので、しっかり走れているんだと思います」と好感触。中竹調教師も「弘平が乗っていたにしろ、いい動き。無駄のない走りだった」と笑みを見せた。

 前走はチェルヴィニアなどの実績馬がそろった中、狭い間から鋭く伸びて勝利した。中竹師は「強い馬を負かしてくれたからね。馬が良くなってきたからというより、不利な条件がなかった」と評価。ここを勝って、サマーマイル王の称号も手にする。

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