◆第73回中京記念・G3(8月17日、中京競馬場・芝1600メートル)追い切り=13日、栗東トレセン

 骨折から9か月ぶりに復帰するエルトンバローズ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープブリランテ)は、坂路でスピード感あふれる動きを見せた。適度な前進気勢で駆け上がり、ラストは馬なりでもシャープな伸び脚。

54秒1―11秒6をマークした。杉山晴調教師は「坂路でしまいだけ。長期休養明けを感じさせない動きでした」と満足げな表情を見せた。

 昨年のマイルCS2着後に膝を手術。約1か月前に帰厩してから、じっくり乗り込まれてきた。指揮官は「硬いところがありましたが、走り方に柔らかさが戻りました。いい休養になりました」と、じっくり休ませた効果を実感。「G3では負けられない。いい走りを見せてもらって、秋に大きいところに向かいたい」と力を込めた。

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