東京世界陸上(9月13~21日、東京・国立競技場)開幕まで1か月となった13日、スペシャルアンバサダーを務める俳優の織田裕二が都内で取材会を行った。日本では18年ぶり、東京では34年ぶりの開催となる大舞台が徐々に近づき、「僕は12月13日生まれ。

13日って聞いてドキッとしたのは誕生日ではなくて、1か月だから。1か月になるとドキドキしちゃいます」と胸を躍らせた。

 織田は1997年のアテネ大会から2022年オレゴン大会まで、13大会連続で世界陸上のメインキャスターを務めるなど、長く陸上界を間近で見てきた。

 注目は女子やり投げで2連覇を狙う北口榛花(JAL)。「日本中みんなが期待していると思います。前回初めて金メダル、(昨年のパリ)五輪でも金メダル。とり方も劇的で、世界陸上は最終投てきで大逆転、パリ五輪は一投目で決めちゃう。何をするかわからないおもしろさがあるから、6投、全部見逃せない」と魅力を熱弁。自国開催だからこそ、「応援の力で、もうあと5メートル、3メートル、飛ばさせてあげたい。人間としても本当にチャーミング。でも期待っていうか、応援します。金(メダル)を期待とかはしない。

とにかく応援する気持ちです」とエールを送った。

 チケットの販売枚数は既に42万枚を突破。男女100メートル決勝、女子やり投げ決勝などの人気チケットは売り切れ状態という。「僕もライブをやって満員じゃなかったときは、ちょっとテンションが下がります。満員の人に見られていると思うと、それだけでもちょっと(気持ちが)上がります。神様お願い。この9日間は、“陸上競技晴れ”で。曇りの方が良いかな。そんな天気になって欲しいです」と笑顔で話した。

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