日本テレビ系情報バラエティー番組「DayDay.」(月~金曜・午前9時)は22日、夏の甲子園を途中辞退した広陵(広島)の監督交代を報じた。

 21日に硬式野球部の中井哲之監督と中井惇一部長が退任すると発表。

新監督には、OBでコーチの松本健吾氏、新部長には別の部の顧問だった滝口貴夫氏が就任することを伝えた。

 このニュースにMCの武田真一アナウンサーは「本当に輝かしい野球人生を歩んで来られて、指導者としても大変定評がある方だったと思いますが、一方で暴力行為の被害に遭った選手がこれからどういう野球人生を歩いて行くのかなと考えてしまう」と発言。そして「こんな思いをする選手を自分のチームから出してしまったという責任は指導者としてとらざると得ないのかなと思います」と私見を語った。

 同校を巡っては、1月に起きた部内での暴力事案が今夏の甲子園開幕直前にSNS上で拡散された。日本高野連から厳重注意処分を受けていたこともあり、一度は出場したが、指導者の部員への暴行といった別事案がSNSで浮上。学校側は新たな事実が確認できなかったとしたが、大会運営への支障や在校生への中傷があったことを踏まえ、2回戦を前に出場を辞退した。現在は警察や第三者委員会が調査を進めており、辞退を発表した10日の会見では、結果が出るまで中井監督を指導から外すとしていた。

編集部おすすめ