陸上女子800メートルの日本記録保持者・久保凛(東大阪大敬愛高3年)が27日、長野・上田市の菅平高原合宿を公開。代表入りが濃厚となっている東京世界陸上(9月13日開幕、東京・国立競技場)へ「初めてシニアの舞台で日の丸を背負って世界で戦うことができる。

まずは試合を全力で楽しむというところ。あとは初めてだからこそ挑戦して走ることができると思う。自分の長所を生かしたレースをして、ファイナル(決勝)に残れるように頑張りたいと思っています」と意気込みを語った。

 今月21日には、サッカーのスペイン1部Rソシエダードでプレーする日本代表MFの久保建英の弟・瑛史が、同クラブの下部組織から、J1のC大阪に加入することが発表された。久保とはいとこで、同い年。「同じように世界、トップを目指しているというところで、競技は違うんですけど、いとこが頑張っているからこそ自分も頑張ろうっていう気持ちになれます」とうなずく。

 久保が本格的に陸上を始めたのは中学1年生から。小学6年生まではサッカーもしており、「サッカーは視野が必要。800メートルは最初に(集団が)ゴチャゴチャってなったり、2周目で出られちゃうとその後、2周目の後半はそこよりも速く走らないと抜けない。そこも難しいところ。相手が来たときに瞬時に対応できる力は、サッカーでついた視野の広さが生きてきているのかなって感じたりはします」と笑顔で明かした。

 7月末の全国高校総体(広島)で800メートルで3連覇を達成した後は左足が軽度の肉離れを起こしたことで走れない時期もあった。

ただ休養やリハビリを経て状態は着実に上がっている。「自分の予想以上にうまく調子も戻せてこれていて、今ちょっとホッとしています。でもまだベストには戻せていないと思う。ここから戻していきたい」。まずは女子800メートル予選の行われる9月18日へ、自身のペースでコンディションを整えていく。

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