週刊文春は27日、9月から表紙デザインを変更することを明らかにした。28日発売号で、48年間にわたりデザインを担当したイラストレーターの和田誠さん(2019年10月死去)への御礼をつづり、表紙に「和田誠さん、48年間ありがとうございました。
同誌は1959年4月に創刊。当初は女性のポートレートを表紙に使用していたが、77年5月から、和田さんのイラストを採用した。同社は「ポップで鮮やかな色彩は、それまでの週刊誌の表紙の概念を覆した」と評した。
和田さんが亡くなった後もアンコールとして、以前使用した表紙デザインを使っていた。同社の担当者は「文春は女性読者も多く、和田さんのイラストによって、女性が手に取りやすい週刊誌を目指してきました。9月以降もこれまでのカラーを尊重し、似たテイストになると思います」と話した。