大阪府の吉村洋文知事が28日、府庁で囲み取材に応じ、首位を快走する藤川阪神にエールを送った。「阪神優勝までもう少しですから、ぜひ優勝してもらいたいなと思います」と期待を寄せ、優勝パレードについては「今決めるのは鬼が笑うだろうと思っています。
23年に阪神が18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に輝いた際には、パ・リーグ3連覇のオリックスとの合同パレードが兵庫、大阪で開催され、延べ100万人のファンが駆けつけた。だが、26日に兵庫県の斎藤元彦知事は「警備費用の高騰などを踏まえたときに、県としてのパレードの開催というのは慎重に検討していくことが必要」と話すにとどめていた。
吉村知事は「兵庫県の意見とすると、難しいという趣旨だと思いますので。もちろん警備の部分もあると思いますが、いろんなものを乗り越えていきたいなという思いがありますし…。でもまだ優勝してないですから。優勝してもまだペナントレースですから。日本一をかけた戦いがある。優勝と日本一を目指して、阪神を応援します」と2年ぶりの頂点まで駆け上がることを願った。