10月3日に東京・江東区青海に開業予定のトヨタアリーナ東京の内覧会が28日、報道陣に向けて行われた。

 新アリーナは今後、B1のA東京とSR渋谷が本拠地とし、バスケの試合では1万人の観客が収容できる。

楕円(だえん)型のアリーナとなっており、全ての席からバスケットコートが見えやすい設計となっている。国内アリーナでは初の2層リボンビジョンを設置し、上層は実寸の自動車も映し出すことができる。最新技術を詰め込んだアリーナにA東京の林邦彦社長は「最新の設備、テクノロジーを持ったアリーナでの熱狂がリーグの発展につながる」と期待を寄せた。

 A東京から日本代表のテーブス海、安藤周人、主将のザック・バランスキーが取材に応じた。テーブスは「ずっと楽しみにしていた。全部見させていただいて、早くここで試合をしたい」と話した。安藤はおすすめスポットとして「ルークカフェ」を挙げ、「とてもかわいいので、皆さんに行ってもらいたい」とプレゼン。今季開幕戦(10月3日、宇都宮戦)を新アリーナで迎える。バランスキー主将は「前年チャンピオンとの対戦で、すごく面白い試合が見られるかなと思うのと同時に、トヨタアリーナ東京の初めての試合で、ファンの皆さんといいものを一歩ずつ作っていけたら最高」とコメントした。

 また、この日ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社と日本航空株式会社(JAL)、トヨタアルバルク東京の3社は、パートナーシップ契約を締結したと発表。提携の第一段として、アリーナ2階に「JAPAN AIRLINES LOUNGE」と「JAPAN AIRLINES TERRACE SUITE」を設置。JALらしい「日本のおもてなし」の心を取り入れ、非日常の観戦体験を提供する。

編集部おすすめ