◆バレーボール世界選手権 第8日(29日、タイ・バンコクほか)

 決勝トーナメント1回戦が行われ、1次リーグH組で首位通過した世界ランク5位の日本は、同18位で開催国のタイを3―0のストレートで下し、準々決勝に進んだ。8強入りは06年大会から6大会連続。

2010年大会の銅以来、15年ぶりのメダル獲得を目指す日本は、9月3日の準々決勝で前回女王・セルビアを倒した世界ランク8位のオランダと対戦する。

 両チーム最多14得点でけん引した石川真佑主将は「ストレートで勝てたことはすごく良かったです。負けたら終わりの試合。タイのホームで歓声がすごいのもあるので、自分が声を出して勢いをつけていこうと考えていました。(前衛に)上がったときに自分のスパイクで勢いをつけていこうと考えていたので(決められて)良かったです」。1次リーグの3勝と合わせた大会4勝目を自身の背番号「4」でアピールし、喜んだ。

 第1セット(S)はアウトサイドヒッター(OH)石川、OH佐藤淑乃、OH和田由紀子、セッター関菜々巳、ミドルブロッカー(MB)島村春世、MB宮部藍梨が先発した。序盤はホームの大歓声を味方にしたタイが勢いを持って攻めてきたが、日本はチーム最年長33歳・島村のサービスエースなどで追いつくと、競り合いの17―15では、長いラリーで粘って最後は石川が相手のブロックの手に当てるスパイクで取り切った。主将はアウェーでも大きな声を張り上げてチームを鼓舞。25―23でこのセットを先取した。

 第2Sは13―13の競り合いで宮部がクイックを決めて勢いをもたらすと、互いに粘り強く戦った。セッター関の意表をつくツーアタックでセットポイントを握り、25―23で連取した。

第3Sでは5―4から連続失点でタイにリードを許したが、日本は185センチのOH秋本美空とセッター中川つかさを二枚替えで投入するなど、流れを変えようと試みた。3点ビハインドの中盤には島村の2連続得点で1点差に迫った。終盤に追いつくとネット際の競り合いを制して逆転。最後は相手のサーブミスで25―23とタイの粘りを振り切って、ストレート勝ちを収めた。

 ◆女子のバレーボール世界選手権 1952年に初開催され、日本は60年大会から参加し、準優勝。優勝は3度(62、67、74年)。3年ぶりの開催で、これまでは4年に1度行われてきたが、今年から隔年開催。32チームがA~Hの8組に分かれて、総当たりの1次リーグ(L)を行い、各組上位2チームがノックアウト方式で行われる決勝トーナメント(T)に進む。決勝T1回戦は29日~9月1日、同3~4日に準々決勝、同6日に準決勝、同7日に決勝を行う。

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