◆米大リーグ メッツ1―5マーリンズ(31日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
メッツ・千賀滉大投手(32)が8月31日(日本時間9月1日)、本拠地・マーリンズ戦に先発し、5回途中で75球を投げ、7安打5失点、6奪三振で降板し、6敗目(7勝)を喫して、9登板連続で白星なしとなった。5イニングのうち、4イングで失点。
試合後、現地放送のインタビューに応じた千賀が、苦しい胸の内を明かした。「ここまでうまくいかないことが今までなかったので、正直困惑している部分はある。自分のやりたいパフォーマンスを出せば、マウンドでパフォーマンスで戦えるところは出てくると思うと思う。なかなかうまくできないところに、フラストレーションはたまるのかなと思います」。チームがポストシーズンを争う中で、チームを勝利に導く投球ができずに、自身にいらだっているようだった。
とはいえ、本来の姿がそう遠くないことは分かっている。不運な安打もあるだけに「本当にあとちょっとの部分が長打になったり、いいところに落ちたりというのが続いている」と頭を抱えた。この日も唯一無失点だった2回は3者連続三振だったとあって、「本当に紙一重の部分じゃないかなと思います」。ポストシーズンまではあと1か月。「(状態を)戻さなかったら投げる場所はなくなるだけですし、戻すために毎日、いい濃い1日をすごしたいなと思います」と決意を口にしていた。