◆秋季広島県高等学校野球大会▽地区予選2回戦 広陵23―0油木=5回コールド=(30日、広陵高校グラウンド)
1月に起きた部内での暴力事案で夏の甲子園を辞退した広陵が30日、秋大会の初戦で油木と対戦した。2回までで17得点と圧倒。
21日、硬式野球部の中井哲之監督と中井惇一部長が退任すると発表した。新監督には、OBでコーチの松本健吾氏、新部長には別の部の顧問だった滝口貴夫氏が就任した。
学校は「1、2年生は入念なアンケート調査で現在、把握しているもの以上のことは出なかった」として、23日開幕の秋季広島大会に出場。この日は同校グラウンドへ20社以上の報道陣が集結する、異例の事態となった。
◇広陵の騒動の経過
▼7月下旬 1月に部内で暴力があったとするSNSへの投稿が拡散。
▼8月5日 日本高野連は、審議を行った上で3月に厳重注意措置としたと発表。野球部は開会式に参加。
▼6日 学校はホームページに経緯と対応について掲載し、1月22日に「部員間での暴力を伴う不適切な行動」があったと認めた。内容は、2年生部員(当時)4人による1年生部員(当時)1人への胸や頬をたたくなどの暴力行為。2月中に広島県高野連を通じて日本高野連に報告し、当該部員が一定期間は公式戦に出場できなかったこと、被害生徒は転校したことなどを公表。
▼7日 日本高野連が同校を出場させる判断に変更はないと発表。
▼9日 学校は理事会を開催し、全会一致で今大会出場辞退を決定。
▼10日 堀正和校長が大会本部に辞退を申し入れ、了承された。
▼16日 同校の公式サイトでSNS上で事実と異なる内容、臆測に基づく投稿や生徒への誹謗(ひぼう)中傷が見られるとして「決して容認できない」と声明を発表。
▼21日 中井哲之監督、中井惇一部長の退任を発表。秋季大会には出場が決定。
▼27日 同校が新たな第三者委員会を設置。