◆JERA セ・リーグ 広島8―3巨人(28日・マツダスタジアム)

 悪い流れを断ち切れなかった。一度は逆転するも、すぐにひっくり返され、最後は突き放され、5点差で敗戦。

4連敗で借金2となった。球団史上初の「シーズン3度のマツダ同一カード3連戦3連敗」を食らった。阿部監督は「みんな勝とうと思ってやっている」と選手を責めず、屈辱の結果を受け止めた。

 日米通算200勝目を目指した田中将が先発。1点リードの2回1死満塁、遊ゴロを泉口がファンブルした。「遊―二―一」で併殺の可能性もあったが、痛恨の適時失策で同点。この回4失点で2―5となった。指揮官は「ミスしようと思ってしてるわけじゃないしね。みんな必死に勝とうと思ってるから」と鼓舞したが反撃及ばず。序盤で3点差は全く諦める点差ではないが、連敗中のチームには重くのしかかり、初対戦の左腕・高に好投を許した。

 昨季の優勝を支えたのは、リーグ最少の58失策という堅守だった。だが、今季のチーム失策数はここまでリーグワーストの69。

この日も含め今季は守備のミスが失点につながるケースが多い。優勝マジック11の首位阪神と15ゲーム差だが、振り返れば3位DeNAが1・5差、4位広島も2・5差に迫る。残り26試合。一つでも上の順位に入るためには、取れるアウトを確実に取って守りからリズムを作ることが不可欠だ。

 マツダで今季2勝9敗と鬼門打破できず。それでも下を向いている時間はない。13泊14日で12試合の長期遠征は始まったばかり。29日からは甲子園で阪神3連戦に臨む。阿部監督は「とにかくもう、連敗を止めるしかないので。負けは僕の責任。思い切ってやってほしい」と力強い言葉で背中を押した。(片岡 優帆)

 【記録メモ】 巨人は3―8で敗れ、26日からの広島3連戦3連敗。

4月11~13日、5月13~15日に続き広島との同一カード3連戦3連敗は3度目となった。シーズンに同一カード3連戦3連敗が3度は79年阪神戦、84年中日戦、97年ヤクルト戦、05年中日戦、18年広島戦、23年阪神戦に続いて7度目のワーストタイ。今年の広島戦はいずれも敵地マツダでのものだが、同一球場でシーズン3連戦3連敗3度は球団史上初。また、マツダで今季9敗目。マツダでシーズン9敗は15、17、18、23年に並ぶ5度目のワースト記録だ。

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