中日、広島の元内野手で、両球団でコーチも務めた山田和利(やまだ・かずとし)さんが16日、がんのため亡くなったことが26日、分かった。60歳だった。

長男の俳優・山田裕貴(34)もインスタグラムで報告。「私たち家族が今日までやってこられたのは、父がプロ野球の世界で懸命に働き、支えてくれたおかげです」と投稿。約4年間、がんを患って闘病していたが、本人の意思で公表はしていなかったという。葬儀・告別式は近親者のみで終えたことも、併せて報告した。

 名古屋市出身の山田氏は、東邦から1983年ドラフト4位で中日入り。91年に長嶋清幸とのトレードで音重鎮と広島に移籍し、古巣に戻った96年限りで引退した。97年からは現役時代に在籍した2球団でコーチを歴任。21年限りで広島の2軍内野守備走塁コーチを退任していた。現役時代は通算366試合の出場で打率2割6分2厘、22本塁打、102打点だった。

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