◆JERA セ・リーグ 広島―巨人(28日・マツダスタジアム)

 試合前のメンバー表交換時、審判団が巨人の阿部監督と広島の新井監督に対して約2分間に渡って前日のクロスプレー判定について説明した。

 当該シーンは前日27日、2―3の9回1死一、三塁。

リチャードの一塁ゴロを捕球した広島・モンテロが一塁ベースを踏んで本塁へ送球。捕手の会沢は本塁をまたいで捕球し、本塁へヘッドスライディングした門脇にタッチ。会沢の左膝が門脇の左手と交錯する形となって判定はアウト。阿部監督のリクエストも判定は変わらず、リプレー検証後にコリジョンを確認する場面もあった。

 阿部監督は前日の試合後に「捕手はああいうプレーの時はベースの前にいなくちゃいけないんじゃないですかっていうのは確認したんですけど。(審判は)そうですと。けど流れの中でああなったのでっていうから。走路は空いてましたと。交錯しているからね。流れの中でああいうブロックはしていいんだなって思っちゃいますよね」とコメント。審判団は取材に対して「本来は前に立たないといけない。難しい判断だった。

ただベースを空けていた、なおかつタイミングはアウトだったので、判定通りの結果を出した」と説明していた。

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