◆JERAセ・リーグ DeNA5―4阪神(28日・横浜)

 阪神・伊原は生命線のコントロールにばらつきが出ている。松尾、オースティンに浴びた一発はともに、ベルト付近に浮いた甘いボール。

いとも簡単にスタンドまで運ばれた。7月までは被本塁打がゼロだったが、この日はプロ入り後、ワーストの2被弾。これが、1年を通して戦うプロの難しさと言える。

 春先は右打者へのクロスファイアー、アウトローの制球がバチバチに決まっていた。内角、外角をうまく使っていた上に、145キロ前後の直球で初対戦の打者をことごとく押し込んでいた。今は疲れもあるのか、直球は140キロ台前半。際どいボールをカットされて、甘い球を痛打される悪循環に陥っている。

 今の投手陣を見渡せば、阪神には伊原を2軍で再調整させる余裕がある。ただ、新人王争いを考えると、一つでも白星をつけてやりたい親心もあるのではないか。優勝は間違いないが、個人タイトルの行方が気になる季節になってきた。(スポーツ報知評論家)

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