◆米大リーグ ドジャース5x―4ダイヤモンドバックス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・山本由伸投手(27)が8月31日(日本時間9月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回98球を投げて4安打1失点、10奪三振の好投を見せて12勝目(8敗)の権利をつかんだが、8回に2番手左腕・スコットがキャロルに同点の29号3ランを浴びて勝敗はつかなかった。ドジャースは9回に先頭の代打・スミスが17号サヨナラ弾を放って連敗を「2」で止め、マジックは「23」となった。
10奪三振は、3月28日(同29日)の本拠地・タイガース戦、4月18日(同19日)の敵地・レンジャーズ戦に続く、メジャー自己最多タイ。今季成績は26登板で11勝8敗、防御率2・82となった。
山本の日本メディアへの一問一答は以下の通り。
―久しぶりの本拠地での登板だった。
「やっぱり球場に出た時からすごく気持ちを感じましたし、今日はいいピッチングができてよかったです」
―投げやすさはあるか。
「試合数を一番投げている球場なので、いい意味で慣れてるところもたくさんあると思いますし、いいピッチングにつながってよかったです」
―序盤からストライク先行で無四球の評価は。
「しっかりいいフォームで、しっかり腕を振って、思い切り投げていけた中で、フォアボールがないっていうのはすごく調子のいい証拠だと思いますし、これを続けていけるように頑張りたいと思います」
―三振はバロメーターや自信だったり。
「いろんなボールを使いながら、いろんなコースを使いながら今日は投げられたので、本当にいろんな部分がうまくいったなという感じです」
―チームにとっては嫌な負けが続いた中での登板。どのような心境で。
「まずはとにかくいつも通り自分のピッチングに集中して、今日の試合に入る。昨日、一昨日はのことはあまり考えず、とにかくいつも通り試合に入っていくっていうのは心がけましたし、みんなでとにかく勝利に向かってやっていけたら、いい結果になると思っていました」
―ラッシングとバッテリーを組む機会も増えてきたが、会話などを通して感じる要素は。
「本当にどちらがいいとかそういう意味では全くないですけど、とにかく全力でサポートしてくれますし、フォームの面もアドバイスをくれたり、そういったところもすごく、見えてるなと言いますか、そういうのをすごく感じます。
―山本投手にフォームの助言は、ハードルが高そうだが。
「キャッチャーはやっぱり、配球ももちろんそうですけど、ピッチャーをリードするっていうのが役目だと思うので、すごい助かりますし。頼りにしてます」