8月30日にヤクルトの村上が広島戦(神宮)、DeNAの筒香が中日戦(横浜)で1試合3本塁打。ともにセ・リーグでチームを代表する長距離砲が夜空に3度のアーチをかけた。

同日に2人の3本塁打が出たのは2010年6月29日のブラゼル(阪神)の中日戦(甲子園)&ラミレス(巨人)の広島戦以来15年ぶりとなる。

 これまでで同日に2人のゲーム3本塁打は以下の通り。

 ▽1967年10月10日

 スチュアート(大洋)産経戦

 堀内恒夫(巨人)広島戦

 ▽1979年5月9日

 王 貞治(巨人)中日戦

 大島康徳(中日)巨人戦

 ▽1979年8月12日

 有藤道世(ロッテ)近鉄戦

 レオン(ロッテ)近鉄戦

 ▽1980年10月3日

 羽田耕一(近鉄)ロッテ戦

 リー(ロッテ)近鉄戦

 ▽2001年6月9日

 クルーズ(阪神)巨人戦

 清原和博(巨人)阪神戦

 ▽2009年4月8日

 金本知憲(阪神)広島戦

 稲葉篤紀(日本ハム)ロッテ戦

 ▽2009年4月10日

 金本知憲(阪神)巨人戦

 ラロッカ(オリックス)ロッテ戦

 ▽2010年6月29日

 ブラゼル(阪神)中日戦

 ラミレス(巨人)広島戦

 ▽2025年8月30日

 村上宗隆(ヤクルト)広島戦

 筒香嘉智(DeNA)中日戦

 1979年8月12日にはロッテの有藤とレオン2人がマーク。同一チームで2人は唯一だ。また、1979年5月9日には中日―巨人戦で王と大島、1980年10月3日の近鉄―ロッテ戦では羽田とリー、2001年6月9日には巨人―阪神戦で清原とクルーズと、同じ試合で異なるチームの選手がマークしている。また、ともにセ・リーグの選手は4度目。夏の風物詩とも言える打ち上げ花火に負けじと、セの長距離砲2人も豪快な本塁打を3度ずつ見せた。

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