◆米大リーグ ドジャース5X―4ダイヤモンドバックス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が31日(日本時間9月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打1得点。チームは4―4の9回に代打・スミスに17号サヨナラ弾が飛び出した。

この日敗れた同地区2位のパドレスとはゲーム差2に広がり、地区優勝マジックは2つ減って「23」となった。

 前日に連続安打が4試合で止まった大谷だったが、初回先頭の第1打席で2試合ぶりの安打となる右前打を放つと、フリーマンの中越え適時二塁打で先制の生還。前日まで2試合で1得点の重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、先制点のきっかけをつくり出した。メジャートップを独走する今季124得点目を記録した。

 この日で8月が終了。月間成績は27試合で打率3割6厘、7本塁打、12打点。1日(同2日)の敵地・レイズ戦から12試合連続安打を記録し、9日(同10日)の本拠地・ブルージェイズ戦から12日(同13日)の敵地・エンゼルス戦にかけて4戦連発をマークするなど出だしは好調だったが、休養で21日(同22日)に欠場して以降は、9試合で33打数5安打の打率1割5分2厘、1本塁打、2打点。24日(同25日)にパドレス・松井から45号ソロを放ったが、6試合連続長打なしで終了した。ドジャース通算100号はこの日もお預けとなった。

 投手としては27日(同28日)の本拠地・レッズ戦で23年9月の右肘手術から749日ぶりの白星を挙げたが、打者としては復調を待つばかり。この日試合後のクラブハウスでイスに深く腰かけ、タブレット端末を見つめて“一人反省会”を行っていた。

 昨年は初体験の「ヒリヒリする」9月に26試合で月間打率3割9分3厘、10本塁打、32打点と自身初のポストシーズンに向けて大爆発。

特に19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦は6打数6安打3本塁打10打点2盗塁で史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)どころか「51―51」を達成する伝説の一日となった。2年連続のワールドシリーズ制覇を目指し、今季もラストスパートをかけることはできるだろうか。

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