今年5月に中程度のアルツハイマー型認知症と診断されていたことを公表した歌手・橋幸夫が1日までに入院していることを、所属事務所「夢グループ」石田重廣社長が明らかにした。

 先日まで石田社長らは全国各所で「夢グループ20周年記念コンサート」を実施。

橋も5月31日に一過性脳虚血発作で緊急入院したが、退院後の6月11、12日にステージに立った。

 しかしその翌日、帰京後に病院に行き、そのまま入院することに。当時の様子を「病院に行って、橋さんと言っても大きないびきをして寝てばっかり。顔も橋幸夫さんの顔じゃない。意思の疎通がなくなってしまったとき、どう対処して良いのか分からない」と明かした。7月の会見で説明した橋の状況は真実でなかったとも釈明した。

 1週間前に、状況が好転。「社長の名前を言うと目を覚ましたり、反応する」と報告を受けた。石田社長も見舞いに行き「90分、顔を見ながら話した。手をつないでみたら、ちゃんと温かい手だった」と回想。「僕の手を追い払った。ずっと僕の顔をにらみつけるように見て、何かを言いたそうにした」などと様子を明かした。

続けて「橋さんは生きています。そして、脳以外はすごい元気です。橋さんにひと言、発せさせる。それが僕にとっての夢です」と声を張った。

 石田社長はこの日、昨年12月に感じた橋の異変、病の公表に至るまでの会話など10分以上にわたって語り続けた。

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