【オークランド近郊(米国)1日=金川誉】サッカー日本代表は米国遠征(7日・メキシコ戦、10日・米国戦、いずれも日本時間)の初日となった1日(現地時間)、カリフォルニア州オークランド近郊でトレーニングを開始した。この日はランニングなど軽めの内容で、時差調整や疲労回復につとめた。

FC東京でも好調を維持している最年長のDF長友佑都(38)は「今の状態なら、代表でしっかりプレーできると自信を持って言えるコンディションに戻ってきたなと思います。自分の中では全盛期のインテル時代(2010~18年)の自分に戻すということで取り組んでいるので、徐々に戻ってきていますし、あと1段、2段上げれば、最高の状態の自分を見せられると思います」と自信をのぞかせた。

 9月12日には39歳となる長友。30代後半の今、インテル時代に近い強度のトレーニングを自らに課しており「39歳のレベルの負荷ではないと言われるのかもしれないですけど、僕の中では細胞たちがかなり元気にはしゃいでいるので、いい状態に持っていけているなと思います」ときっぱり。さらに「裏で盛り上げるとか、そのフェーズは自分の中では終わり、終了ですね。ここからはレギュラーを奪取するというフェーズに入ってきたので。負荷を上げて、インテル時代の自分に戻すということで取り組んでます」と続けた。

 今回の代表メンバーには、移籍問題に揺れてSランスで今季出場がないMF中村敬斗が不在。左サイドを本職とする選手は、三笘薫のみとなっている。現在、長友はFC東京では右サイドバックをつとめることが多いが、22年カタールW杯までは日本代表の左サイドと言えば常に長友だった。今W杯に向けたアジア最終予選では出番がなかった長友だが「いよいよ僕のタイミングが来たな、と。真骨頂を発揮できるな、と。

相手が強ければ、強いほど僕は力を発揮できるので、そういった意味ではやっと僕の時間が来たな、と。だからレギュラーを奪取するタイミング、フェーズだなと思います」とうなずき、レギュラー再奪取を宣言した。

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