「メイショウ」の冠名で知られ、今年8月に個人馬主として史上初のJRA通算2000勝の大記録を達成した松本好雄さんが8月29日未明、すい臓がんのため死去した。87歳だった。

 今年の宝塚記念のメイショウタバル、2007年の天皇賞・秋でメイショウサムソンとともにG1を勝利した武豊騎手(56)=栗東・フリー=が、松本氏を追悼するコメントを発表した。

 武豊騎手・日本騎手クラブ会長「突然の悲しいお知らせを耳にし信じられない気持ちです。松本さんには父(邦彦氏)の代から公私ともにお世話になり、今年もメイショウタバルで宝塚記念を勝たせていただきました。松本さんご自身も個人馬主通算2000勝という大偉業を成し遂げられ、これからも競馬の発展のためにますますご活躍いただきたいと思っていた矢先の出来事で、悲しみに耐えません。これからは松本さんの意志を継ぎ微力ながらも競馬の発展のために頑張っていきたいと思っております。天国で父とともに競馬談義をしながら見守っていただければ幸いです。ご冥福をお祈りいたします」

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