フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が5日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)にゲストコメンテーターとして出演。移動の車中で若いマネジャーに話しかけた際の衝撃の反応を明かす一幕があった。

 この日の視聴者生投票のテーマ「あなたは自分の日本語力をどう評価していますか?」について聞かれ、「言葉ってのは民主主義ですから、真面目な話をすると、どんどん移り変わるじゃないですか?」と話し出した古舘氏。

 共演の中尾ミエを見ながら「僕とかミエさんは若い人の言葉が分からないでしょ。だけど、僕らが若い時だって上の人は『今時の若い者が使う言葉は』って言っていて。順繰りで移り変わるから、しようがないなってね」と続けると「ただ、人間っていうのは人間イコール言葉で、概念も何も全部、言葉で言語化してしゃべってるから、言葉イコール人間、人間イコール言葉だから自分のボキャブラリーの中にないのを聞くと、イラッとしたりしちゃうんですけど、本当は違う。どんどん移り変わってるんですよね」と話した。

 その上で「俺なんて27歳の若いマネジャーに車の中で戦前の日本のありようみたいなのを語っていた時にね。聞いてないって言って外を見やったりするなら分かるけど、俺の長広舌、長いのが始まって3分くらいたったところで『なっ、分かる?』って言ったら、『チッ』って舌打ちしましたからね」と明かし、「舌打ち…。最大のリアクション。今時は言葉じゃない。舌打ちで最大のリアクションを食らうと、黙りますから。しようがない」と寂しげに続けていた。

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