ベネチアで開催されている第82回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出されたアニメ映画「果てしなきスカーレット」(細田守監督、11月21日公開)の公式上映が4日(現地時間)に行われ、エンドロールの途中から拍手が巻き起こり、10分間を超えるスタンディングオベーションとなった。

 細田監督は、お互いをたたえ合うように声優を務めた芦田愛菜岡田将生と握手。

続けて手を振ったり、会釈をして場内の歓声に応え続けた。細田監督は「みんなに届いた感じがすごく分かって、届いたよって拍手をして伝えてくれたので、それがすごくうれしかったです!」と大喜び。芦田も「上映後に拍手をしてくださった、その笑顔がうれしかった」と声を弾ませた。

 映画は「時をかける少女」(06)、「サマーウォーズ」(09)、「おおかみこどもの雨と雪」(12)、「バケモノの子」(15)、「未来のミライ」(18)、「竜とそばかすの姫」(21)の細田監督の最新作。この日が世界初上映となった。

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