大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)の新弟子検査が5日、国技館内で行われ、受検者3人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

 岩手・八幡平市出身で18歳の伊藤光希(みつき、押尾川)は175センチ、125キロでパスした。ともにモンゴル出身で注目度の高いバトツェツェゲ・オチルサイハン(伊勢ケ浜)、ガンバト・オトゴンバト(玉ノ井)と並んで身体検査を終え、「周りの2人がとてもすごいというのは分かっていたので、緊張した」と汗を拭った。

 5歳で相撲を始め、岩手・平舘高で2023年の全国高校総体個人16強の実績を残した。卒業後は地元企業「三研ソイル」に進んだが、押尾川親方(元関脇・豪風)の熱い誘いを受け、押尾川部屋に入門を決めたという。しこ名は本名を入れた「風光希」と明かし、「覚悟を決めてきた。応援される力士を目指して頑張っていきたい」と抱負を述べた。

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