◆京成杯オータムハンデ追い切り(3日、栗東トレセン)

 サマーマイルシリーズ最終戦(第4戦)の第70回京成杯AH・G3(6日、中山)で復活を狙うエリカエクスプレスが3日、絶好の動きを見せた。泉谷(レースは戸崎)が騎乗し、栗東・坂路を単走で54秒1―12秒3。

馬なりのまま滑らかな加速で、申し分ない仕上がりだ。杉山晴調教師は「まとまってきているなと思います。体は少し増えていて、行儀も良くなっています」と春からの成長を伝えた。

 今春は桜花賞で5着、オークスでは10着。この秋は巻き返しに燃えている。「馬に自信を取り戻したいので、この舞台を選びました」と指揮官。デビュー2戦目のフェアリーSを、1分32秒8のレース史上最速の時計で勝った中山マイルに照準を定めた。

 当時は逃げではなく、3番手から直線で抜け出す競馬で快勝。「スムーズで、しっかりと脚を使えたフェアリーSのような競馬ができれば」。“快速娘”エリカ様が年長馬を一蹴(いっしゅう)する。(山下 優)

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