陸上男子100メートルで世界陸上2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)と、男子走り幅跳びで世界陸上3大会連続出場の橋岡優輝(富士通)が1日、宮崎市内で合宿をスタートさせた。この日は地元のスポーツ少年団約50人と同じグラウンドで、軽めに体を動かした。

練習後には、河野俊嗣宮崎県知事から宮崎牛を贈られるなど歓迎を受け、サニブラウンは「合宿を充実させて、いい姿を世界陸上で見せられたら」と、東京世界陸上(13日開幕)への抱負を語った。

 子どもたちとの交流会では、質疑応答の時間が。橋岡は、助走についてアドバイスを求められると「自分はリズムを作っている。20歩の助走を8歩、6歩、6歩に分けて最初はコース区間、中間で力をためて、最後の6歩で踏み込みに向けて走り込んでいく。それを練習で積み重ねていく」と丁寧に説明。大会前のルーチンを訪ねられたサニブラウンは「しっかり寝ること。例え試合が夜でも、午後9時~10時には寝て、朝ご飯をしっかり食べる。ちゃんと寝ないとエネルギーが出ないし、朝ご飯をしっかりと食べて1日の準備をすることが大事」と、子どもたちへの“金言”をおくった。

 この日始まった宮崎での合宿は、1週間を予定。サニブラウンは、世界陸上に向け「みんなの前でかっこいい姿を見せられるように、頑張ります」と意気込みを語り、橋岡も「僕は3日目と5日目に幅跳びがあるので、また画面の前で会いましょう。応援、よろしくお願いします」と活躍を誓った。

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