フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が5日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)にゲストコメンテーターとして出演。自身もテレビ朝日の局アナ時代に関わった伝説の番組の裏側を明かす一幕があった。
この日の番組では「超非常識! 昭和!常識座談会」と題して、今では考えられない昭和の“常識”を古舘氏、共演の中尾ミエらが検証。
中でも「テレビもコンプラがゆるゆる」の表題のもと、昭和にはやらせと取られても仕方がない過剰な演出の番組が多数あったことが紹介されると「懐かしいって記憶がよみがえってきましたけど、テレビもコンプラゆるゆるって、ずばり『水曜スペシャル』のことですよね」と話し出した古舘氏。
「俺、テレ朝の局アナだったから、もう実況、ナレーションのオーダーが来て一生懸命しゃべってたから、この水スペのろくでもなさはよく知ってますよ」と続けたところで、MCの垣花正が「一番有名なのは川口浩探検隊ですよね」と聞くと「もちろんです」と即答。
「いろんな実況ナレーションを僕、つけましたよ。例えば、ターザンは実在したって、アフリカに。マサイマラ動物保護地区で、ず~っと取材やってるんですよ。で、『ア~ア、アー』って声だけ聞こえるんですよ。木の上にツリーハウスみたいなのがあって。『家が発見された! まだ、あたたかい』とか言ってて」と実例をあげると「最後、エンディングでターザンみたいな人が画面を『ア~ア、アー』って横切って、僕が『ターザンは実在した!』って、あおって終わるんですけど、その当時のスタッフに『あのターザン役の人は誰だったの?』って聞いたら『マサイマラ動物保護地区の管理人だよ』って。そういうのを毎週やってましたから」と内幕をぶちまけた。
さらに「究極はセブ島かなんかでロケした時に『謎のタコトカゲヘビ発見!』って。すごいでしょ。