フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯 第1日(5日、関空アイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、右肩の亜脱臼と腰痛に見舞われながら出場した山本草太(MIXI)は84・98点だった。

 「イエスタデイ」の曲に乗り、冒頭の4回転トウループ、続くフリップ―トウループの連続3回転を降りた。

後半の3回転半(トリプルアクセル)は着氷がやや乱れた。

 「1週間ほど前からケガもあったりで、ちょっと難しい状況にはなっていたけど、ギリギリまで治療だったり、いろんな方のサポートのおかげで乗り切れた。演技だったり、点数っていう意味では、まだ構成とかも万全ではないと思うし、目標としている演技ではない。まずはこの試合をこなして、しっかり怪我を治して、またシーズンに向けて目標としているものを求めてやっていけたらなと思う」とこの日の演技を振り返った。

 出場を決めた理由については「本番3、4時間ぐらい前までコーチの方々とか周りの方々と出るか出ないかっていうのをずっと相談していた。周りはもう全員出なくていいっていう感じだったけど、僕に強い気持ちがあったので。ケガしているので、やはりそのあとのシーズンに影響出たりとか、もしかしたらあるかもしれないけど、自分が決めたことなので、自分で責任をとってやっていくって言い聞かせて、出たいですってことを伝えた。逃げたくないなっていうのはもちろんあった」と語った。

 7日のフリーに向けて「(4回転)フリップは省いての練習はしてきた。しっかり自分の体と相談しつつ、無理しない範囲で最善を尽くしていけたらなと思っている」と意気込みを口にした。

編集部おすすめ