東映俳優養成所が5日、X(旧ツイッター)を更新し、殺陣師として活躍した菅原俊夫さんが8月31日に死去したと発表した。84歳だった。
葬儀・告別式は既に家族葬にて執り行われ、「御香典、御弔電、御供花、御供物は謹んで辞退いたします」としている。
菅原さんは1940年9月19日生まれの新潟出身。61年に東映京都撮影所に専属演技者として入所すると、同年に殺陣技術集団「東映剣会」の会員となり、「斬られ役」として頭角を現す。73年に映画「東京―ソウル―バンコック 実録麻薬地帯」(監督・中島貞夫)で殺陣師デビューを果たすと、40年にわたり映画や時代劇などで殺陣を指導した。映像作品に加えて、商業演劇や宝塚歌劇など様々な舞台でも活躍し、2013年には日本アカデミー賞協会特別賞を受賞した。