タレントのタモリ(80)が日本を脅かす異常気象に迫る―。テレビ朝日系「タモリステーション」(12日・後8時)では「異常な日本の夏 緊急SP」と題して、40度超えが続出した今夏を徹底分析する。

猛暑となった原因や新たな災害への警鐘だけでなく、実際に気象情報会社へ潜入取材を敢行するなど、幅広い視点で暑さを深掘りしていく。

 今年の日本は6~8月の3か月間で、観測史上最高の平均気温を記録。その原因は近年の温暖化だけではなく、日本上空に3つの高気圧が同時に張り出す異常な配置「トリプル高気圧」によってもたらされていたという。猛暑と豪雨によって起こる「新災害」では、マンホールのふたが吹き飛ぶ「エアハンマー」、スーパー台風並みの突風を発生させる「ダウンバースト」をクローズアップ。この聞き慣れないワードを、専門家がタモリとスタジオゲストの女優・木村佳乃(49)に解説する。

 潜入取材では、日本最大級の気象観測網を持つ気象情報会社・ウェザーニューズ社へ。テーマは「ゲリラ雷雨」。短時間かつ局地的に降るだけに、発生場所や時間を事前に予測するのは困難とされていたが、同社では2008年より「ゲリラ雷雨予測本部」という専門チームを編成。最新のテクノロジーと人間の観察力を用いて、予測精度向上の取り組みを進めている。意外な技術も駆使し、精度90%を誇る同社独自の「ゲリラ雷雨予測システム」とはいったい―。知られざる気象予報の裏側が明かされるほか、タモリもゲリラ雷雨の前兆となる危険な雲の見極めに挑戦する。

 この夏と過去の振り返りだけでなく、未来の夏もシミュレーション。

危険な暑さによって、生活様式はどう変わっていくのか。日本ならではの季節感や文化も消失してしまうのか。そんな心配の声に対して番組が発信する言葉とは果たして―。9月を迎えてもまだまだ終わらない猛暑。正しい知識を持って身を守るため、そして少しでも温暖化を食い止める意識を持つためにも、絶対に見逃せない2時間スペシャルだ。

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