フリーアナウンサーの徳光和夫さんが6日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜・午前5時)に生出演した。

 番組内で徳光さんは、8月31日に放送を終えた毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ48―愛は地球を救う―」でチャリティーマラソンランナーを務め105キロを完走したSUPER EIGHT・横山裕との秘話を明かした。

 自身は「24時間テレビサポーター」を務め両国国技館から生出演。国技館に31日午後8時45分、両手を上げてゴールテープを切った横山をステージ上から見守った。

 「24時間テレビ」で横山は、幼い頃に両親の離婚や母の闘病を経験し、2人の弟が児童養護施設に預けられた過去から「似た境遇の人たちの存在を知ってほしいし、勇気づけたい」との一心で、6月からマラソン練習を重ねてきたことを伝えていた。

 ゴールした横山は感極まった表情で「皆さんのおかげで乗り越えることができました。メンバーにも助けられました」と感謝。募金の金額が発表された後に徳光さんが横山へ歩み寄り何かをささやいたシーンが映しだされた。

 その後、横山は、15年前に他界した母に向け「オカン、今、見てんのか? 俺やったぞ!ありがとう…マジでやった」と絶叫した。さらに2人の弟への感謝も伝え「弟が見てくれるっていうのが俺やらなアカンって兄ちゃんやらなアカンと思って頑張りました。ホンマに家族に感謝しています。ありがとうございました」と声を震わせた。

 この日のラジオ生放送で徳光さんは「恐らくみなさん、まだご存じない話だと思うんですけども」と切り出すと、ゴール後の横山へ歩み寄ったことに触れ「横山君が走りきって『ありがとう。ありがとう』って仲間たちにも出演者たちにも沿道のみなさんにも『ありがとう。

ありがとう』って言って、そのまま終わるんですけど、横山君に僕、マイクなしで『オカンと弟には何か言わなくていいのかい?』って言った」と明かし、自身の助言を受け横山は亡き母と弟へのメッセージを送っていた秘話を披露した。

 徳光さんは、ゴール後の横山が母と弟への言葉が「なかったんでちょっと投げかけたんですよ」と明かし「手前味噌になりますけども」と恐縮していた。

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