女優の二階堂ふみが6日、都内で行われた映画「遠い山なみの光」(石川慶監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。8月10日にお笑いコンビ「メイプル超合金」カズレーザーとの結婚発表後、報道陣の前に姿を見せるのは初めて。
2017年にノーベル文学賞を受賞した英国人作家カズオ・イシグロ氏の長編小説デビュー作を日英合作で映画化。女優・広瀬すずが主演を務め、1950年代の長崎と80年代の英国を舞台にしたヒューマンミステリーを描く。
ワンピース姿で登壇した二階堂は「暑い中劇場まで足を運んでくださってありがとうございます」と笑顔を見せた。
撮影は1年前の夏だったといい「今年もすごく暑いのですが、映画の撮影の時も暑くて大変だった。それでも妥協なくひとつひとつのシーンをつくってる現場だった」と振り返った。初共演の広瀬については「とても頼もしかった。安心して現場に臨むことが出来て頼りになる座長でした」と語り、広瀬からは「佐知子さん(二階堂)の前にいるとひもがほどける感覚があった。圧倒的存在感を目の前で見させていただいて刺激的な時間でした」と言葉を返された。
二階堂は今回の役作りについて「1950年代に作られた映画が好きでよく見ていた」とし、「ドキュメンタリー、資料を拝見することも多かった」と当時の人間模様を勉強したことも明かした。
作品にあやかり、忘れられない記憶を聞かれると、「高校生の時の修学旅行が長崎だった。自由時間で街をまわると、住んでる方々の生活と歴史を感じられる町並みがあって、それが忘れられない。
二階堂が演じる佐知子の娘・万里子を演じた子役の鈴木碧桜(みお)から登壇者へ花束贈呈も。二階堂は笑顔で花を受け取り、「緊張してる?がちがち?今日は久しぶりに等身大の碧桜ちゃんに会えることが出来てうれしい」と優しく話しかけた。鈴木は「(二階堂に)演技どうやったらうまくなるか教えてもらった。とにかく練習することが大事だよと教えてもらった」と話した。
8月10日、二階堂とカズレーザーはそれぞれのSNS、ホームページで結婚を報告していた。