トレンディーエースとして活躍した阿波野秀幸さん(61)が6日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜・午後5時)に出演。トレードの末、1986年のドラフトで自身を指名した近鉄、巨人、横浜の3球団すべてに所属した球歴を振り返る一幕があった。

 今回は「プロ野球トレード物語」。トレードを経験したレジェンドたちが今だから話せる裏話や爆笑エピソードを明かした。

 MCの浜田雅功に「阿波野さんはトレードは2回?」と聞かれると「そうなんです。ドラフト1位で指名された3球団に移籍ですべて行って、日本シリーズで登板しているという、めちゃめちゃ運のいい男です」と笑顔で口にした。

 さらに「僕は(近鉄)8年目の秋季キャンプで宮崎でやったんですけど、4、5日したら『キャンプはいいから大阪に戻ってくれ』って。戻りましたと。残留組っていうキャンプに行かないメンバーがいて、そこで練習していたら、球場に電話がかかってきまして、球団社長から。『トレードが決まったから』って。『どこですか?』って言ったら『巨人』って」と電撃トレードだったことを明かすと、「かつては指名された球団でもありますし、ガッカリというよりは人気球団ではありましたから、そこでできるっていう喜びもあったんで。練習してる仲間からも『いいな~、栄転だな~』って言われて」と振り返った。

 巨人の秋季キャンプに合流したが「長嶋(茂雄)監督と初めて会うんですけど、宮崎空港に着いたんですね。長嶋監督はその日、宮崎を離れる日だったんですけど、空港でずっと待っててくれてたんです。

宮崎空港から100メートルくらい離れた所に誰が入るんだろう?って建物があって。そこに通されて。そこで長嶋監督が『ようこそ、巨人軍へ』って。そこで握手してもらって『よく来てくれたね』って。それで、よし!頑張らなきゃなって気持ちになりました」と、長嶋さんのモノマネを披露しつつ、振り返っていた。

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